【報告会開催】12時間人に見られ続けることは、やはりとんでもないことだった。
あれはまだ半袖では肌寒い時期のこと。
朝の9時から夜の9時まで道端で人に見られ続ける、というものを行ったのでした。
やろうと思った思いに関しては、色々書いた。
どうしてもやりたい!って思って、自分がその結果何を感じるのか知りたくて、
そして「世の中が人の目にがんじがらめになっている気がする」出どころが知りたくて。
そうして実際に、やってみたのだ。
ハチ公前で始まり、ラブホ街に行ってみたり、大学構内でやってみたり、丸の内に行ったり秋葉原に行ったり。
車内で始めたときの「うわ、狂人と乗り合わせた!」とサーッと引かれる感じはきっと忘れられないし、
「よーし、見つめますよ!」と満面の笑みで見つめてくれる人もいた。
予想をしていた以上に、私の心は千々に乱れ、
最終地点(地元の駅前)が終わった夜の21時、私は
「宇宙に辿り着いた!!!」
と謎の言葉を叫んだ、大真面目に。だって、宇宙に辿り着いちゃったんだもの。
見られて見られて無視されて、
その目線の1つ1つと葛藤して、無視される悲しみと向き合って、
どんどん”見られたくない場所”を選んで行って、
「みんな死ね!」なんて気分になったり仏のような気分になったりして、
あまりにも感じたことないものばかりだった。
感じたことのない数の目ん玉は、とんでもない思いをくれた。
そんな1日を、哲学者である清水友輔が私の心理状況を分析し続け、舞台美術家である坂本遼が見られ方を工夫し、フォトグラファーの田中真柚子とドラマターグの山田カイルが記録し続けてくれた。
本来なら、終わってすぐさま報告レポートとか出したかったんだけど、私の怠惰で(オイ)今になってしまってたら、
この度、観劇三昧下北沢店さんに声かけいただき、報告会をすることにあいなりました。
バンザーイ!バンザーイ!
私自身執筆時期なこともあり(マジヤバイ)あまり準備ができず、本当にざっくばらんな報告会にはなるかと思いますが、
哲学者清水氏と舞台美術家坂本氏と共にあの日を振り返り、
実際どんなことが起こり変わっていったのか、ツブサに語ってみようと思います。
ありがたくも、無料トークイベントとさせていただいたので、是非とも。きてちょんまげ。
「ねぇ見て。見てみて。見られてみるから。」
~ 人間観察における哲学的人体実験の報告会 ~
登壇者:舘そらみ(実験台)、清水友輔(哲学者)、坂本遼(美術家)
日時:9月25日(月) 19:30~20:30
会場:観劇三昧 下北沢店
東京都世田谷区下北沢2-9-2 ZIP155ビル2F
公式ツイッター@hitonoshisen(人の視線)入場無料。予約不要だけど、ここからも登録できる。